株式会社出来商店

ファーム

上質な水にこだわって
野菜をつくる

日本三大銘醸地のひとつ、西条盆地。
その最高の酒を醸造する、清冽な水をつかって、つくる野菜。
手つかずの自然に恵まれたファームでこだわりの野菜をつくっていきます。

有機農法で
家族の安全をつくる

野菜や商品を手に取っていただいた方に必ず届けたいものは、安心と安全です。
ファームには厳しい基準を設けて皆さまの安心と安全をお約束します。

ファームで働くスタッフの
誇りをつくる

ファームで働くスタッフには、自分たちがつくる野菜と野菜づくりに自信をもってもらいたい。
妥協しない野菜づくりを目指せる環境を用意していきます。

ファームについて

私たちは、ひとり一人の「ぬくもりのある手で」新鮮な野菜をお届けします。

出来商店の一部でもあるファームは、呉市倉橋町・東広島市黒瀬町・熊本県球磨郡・宮城県柴田郡に農場があり、「生モノ」でもある野菜の収穫時期 (食べごろ・採りごろ)を逃さないよう気を配り、また収穫時期が絶えないよう日々頑張っております。

生産の大きな拠点を東広島市に置いて、酒都である東広島市の自然が織りなす澄んだ空気と、上質な水を使用し新鮮な野菜を作っています。大葉の生産は県内最大の企業です。

ファームでは、安心安全な有機農産物(※1)の大葉の栽培に力を入れております。ファームは工場の隣接地にある為、鮮度を逃すことなく 冷蔵庫に入れることができ、出荷できます。


※1 科学的に合成された肥料および農薬を使用しないことを基準とし、播種(はしゅ)または植え付け2年以上(多年生作物にあっては、最初の収穫前3年以上)の間、堆肥等による土づくりを行ったホ場において生産された農作物。単年作物の場合は2年未満(多年生作物の場合は3年未満)6ヶ月以上経過の場合「転換期間中有機農産物」。

●ファームの想い

お客様へ良い商品を届けたいという想い

ファームの安心・安全な野菜は畑づくりからはじまります。
スタッフの努力と情熱によって、野菜の有機JASの基準のクリア、鮮度維持のために日々努めております。

農業(野菜づくり)は甘くありません。
有機JASの厳しい基準は化学肥料・化学農薬を一切使用しない畑・土づくりから始まります。
化学農薬・化学肥料を使用しないと言う事は、しゃべることの出来ない野菜の病気や虫の害に細心の注意をはらったり、いろいろな工夫が必要です。
その努力を積み重ねて、有機JASを維持しております。
野菜の鮮度維持には、味も鮮度も落ちないように、気温が上がる前の早朝から収穫し、最短で冷蔵庫へ入れる努力をしております。

農業(野菜づくり)は、たとえハウス栽培であっても天候や気温に左右される仕事です。毎日変化する野菜をお客様と約束した品質、規格、期日、数量でお届けできるかどうかが重要になります。
宮城・広島・熊本と生産拠点の確保、定植時期の計画で収穫の安定、必要な量のみ収穫し新鮮なままの出荷、ハウスによる徹底した生産管理(温度・水etc)、有機JAS、JGAPなどの取り組みにより、私たちは、農業(野菜づくり)に差別化をはかり「農業価値」を創造し、お客様のご希望にお応えする事が出来るような仕組みづくりに日々取り組んでおります。

新鮮な大葉と葱を味わってもらうため、必要な量しか収穫しない事で多くの在庫を持たず新鮮なまま出荷をする事と、収穫から冷蔵庫までを最短にすることにこだわっています。

たくさんの作業を行う農業(野菜づくり)にはスタッフの情熱と努力が必要です。
努力を惜しまない事で出来た野菜。それがお客様へ届き、良い商品だと手に取って頂けたならスタッフの努力も無駄ではないと思います。
これからも良い商品をお届けするために農業(野菜づくり)に励んでまいります。

●ファームの取り組み

農業を次の世代へ 。

スタッフ教育をはじめ農業研修の受け入れや職業体験の実施を行っています。見て学んで農業の素晴らしさを伝え 、次の世代へつなげて行くことが使命だと思って行動しております。 これからも農業で幸せをつくる時代を目指して取り組んで参ります。

ファームの主役は大葉とネギです

2008年に有機JASマークを取得。安心安全なJASマークを取得して実績を持つ有機大葉を作っています。JASで育った大葉は安心して口に入れられるものだからこそ、お客様に自信をもって紹介しております。土づくりから始まり植え付け器具に至るまで、厳密な管理をすることによって厳しいJAS基準をクリアし維持しております。有機大葉では中四国最大の生産量を誇ります。

ネギの栽培は土耕栽培・水耕栽培で作っています。水耕栽培は気象状況に左右されることなく365日安定して収穫ができております。水耕栽培は温度管理と水のコントロールが命です。酒都である東広島市で豊富に湧き出る上質な水をたっぷりと与え、温度と水質を調節しながらネギを育てております。水耕で育ったネギは色のムラが無く、柔らかくエグミの無い美味しいネギです。

大葉とネギは生鮮野菜です。より新鮮なものを安定して供給するために自社農場で収穫し、タイムラグを置くことなく隣接した工場で加工され出荷します。圃場の植え付けを少しづつずらし、いつでも大葉とネギがある状態を保っております。また、JGAP指導員資格を取得したスタッフが管理を徹底。毎年の残留農薬検査(土の検査含む)を実施し、JGAP指導員のもと、JGAP認定圃場の取得を目指しています。

大葉、ネギを薬味に留まることなく、メイン食材になることを目指してチャレンジして行きたいと考えております。

有機JASマーク
有機JASマークとは、栽培方法の基準です。自然環境に配慮して土や自然の力を利用して、農薬や化学肥料に頼らず生産された野菜です。

JGAP
JGAPとは、農場管理の基準です。食の安全、環境保全、労働安全の確保を目的として重要な農場管理の基準が定められています。食の安全や環境保全に取組む農場に与えられる認証です。

出荷までのフロー

大葉について

大葉は青紫蘇(あおじそ)の別名。紫蘇にはβカロテンをはじめ、各種栄養成分量が非常に多く含まれています。
実はカンタンな大葉の育て方や、大葉の裏が紫になる理由もご紹介します。

βカロテンの含有量が食材の中でトップクラス

紫蘇にはβカロテンが豊富に含まれています。その量は100g中に11000μgと人参の9100μgをはるかに超えている他、ヨモギやアシタバの2倍以上となっています。
βカロテンには活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守る働きや、皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きがあり、あわせて免疫力を高め、がん予防にも効果があると言われています。

各種栄養成分量は抜群

紫蘇はβカロテンだけでなく、ビタミンB群やビタミンEやKなども他の野菜に比べ抜群に沢山含んでいます。単に薬味としてだけでなく、積極的に食べる事をお勧めします。

清々しい香りの芳香成分ぺリアルデヒドの効果

紫蘇の清々しい香りは主にぺリアルデヒドと呼ばれる芳香成分によるもので、強い防腐・殺菌作用を持っています。生魚を食べる刺身のツマに用いる事は理にかなっているんです。更にこの香りにより食欲増進効果や健胃作用もあるといわれています。

ミネラルも豊富

鉄分をはじめ、カルシウムなど身体に必要なミネラルをバランスよく、しかも沢山含んでいます。

赤紫蘇は漢方薬の一つとして用いられています

赤紫蘇の葉は漢方医学では「蘇葉(そよう)」と呼ばれ、気が停滞している状態を改善し、精神を安定させる理気薬として色々な漢方薬に配合されています。

五訂日本食品標準成分表でみる栄養成分量

(生のネギ100gあたりの成分です)

エネルギー 37kcal
水分 86.7g
たんぱく質 3.9g
脂質 0.1g
炭水化物 7.5g
灰分 1.7g
飽和脂肪酸 -g
不飽和脂肪酸 -g
コレステロール 0
食物繊維 7.3g

ビタミン

カロテン 11000μg
E 3.9mg
K 690μg
B1 0.13mg
B2 0.34mg
ナイアシン 1.0mg
B6 0.19mg
葉酸 110μg
パントテン酸 1.0mg
C 26mg

無機質

ナトリウム 1mg
カリウム 260mg
カルシウム 80mg
マグネシウム 19mg
リン 40mg
1mg

大葉の育て方

難易度

難易度は低いです!

日本の風土に適するため、とても育てやすい植物です。種をまいておけば簡単に収穫出来ます。家庭菜園初心者の方は苗から始めると簡単なのでおススメです。

種まき時期と収穫時期

種まき時期:3月下旬~6月上旬 収穫時期:6月~10月

ちなみに、当社はハウス栽培なので、一年中育てています。

連作障害

連作障害はありません。

種まき、水やり

畑に直接まいたり、ポットにまいて移植することもできます。
発芽率がいいので種はまきすぎに注意しましょう。
発芽するまでは土を乾燥させないよう注意。
プランターに市販の苗を使用した場合65㎝プランターに苗を4つから5つが目安です。
成長後も大葉は乾燥が苦手なので、土が乾いてきたら毎日でも水をたっぷりとあげて下さい。

収穫

草丈30㎝~40㎝くらいに成長したら収穫時です。
指先で摘み取って収穫しましょう。

害虫対応策

シソは、アブラムシ、バッタ、蛾の幼虫などに食べられてしまいます。かといって農薬をまいたシソを食べる分けにはいかないので、綺麗なシソを食べようとするなら手作業で虫を取り除くしかありません。
害虫対応には、虫よけネットとか防虫ネットと呼ばれるものを掛ける手があります。
日光が当たりすぎると葉っぱが硬くなるので、ネットをしても大丈夫です。虫が発生する前にしましょう。

育て方のポイント

畑は半日日陰の場所を選びましょう。
大葉は夏の植物なので太陽が大好きです。ですが落とし穴があって太陽に当てすぎるとどんどん成長し続け、葉も硬くなりますし葉先が枯れてしまいます。
食用のための柔らかい大葉を作るなら半日日陰がベストです。

青紫蘇(青しそ)大葉について – 葉の裏が紫色になる理由

縄文時代の貝塚や遺跡から種子が発見され、平安時代から栽培化されたと言われています。

日本では最も古い野菜のひとつであり、咳止めの薬としても用いられていたようです。
古くから親しまれているだけに、その利用法も豊富で、花・根・葉いずれも食用になります。

シソの名は漢字の紫蘇の音読みで、本来は赤ジソの事をシソといい、青ジソはその変種です。

青ジソは大葉ともいい、香りが良く、薬味などに使われ、赤ジソの葉は梅干しや紅しょうがの着色などに用いられます。

● 大葉の裏が紫色になる理由

シソを漢字で表した時の名前“紫蘇”にありますように、紫の遺伝子を引き継いでいる為、葉の裏側が紫色になる場合があります。

近隣で赤ジソと青ジソを育てると交雑してしまい、赤ジソの性質が強いために紫色になってしまう場合もあるようですが、たとえ青ジソのみで育っていても、赤ジソの変種であるため、遺伝子的に両方の性質がでる個体が現れる場合があります。
紫色の色素はアントシアン系のシソニンというものです。このように葉の裏の紫色に関しましては食べるには問題ありません。これを含めまして遺伝的観点からも避けられない面もあります。

ネギについて

多くの品種があるネギ。昔から様々な病の治癒に効果がある野菜として、民間療法にも用いられた万能の野菜でもあります。
出来商店では、栄養価の優れている葉ネギを栽培しています。

ネギの種類

ネギは、古くから各種品種群が各地に普及しているが、土寄せして葉鞘部を軟白する「根深ネギ」(関東型)と、軟白しない「葉ネギ」(関西型)に大別されます。
根深ネギとは、日に当たらないようにして育てた白い部分が多い淡色野菜です。
一方葉ネギは、緑の部分が多いネギで、万能ネギやあさつき、わけぎも含まれます。これは緑黄色野菜に分類されます。

葉ネギの栄養成分

根深ネギと葉ネギの栄養価ですが、基本的には葉ネギが優れています。
ネギに含まれている栄養素はビタミンA・C、βカロテンやカルシウムとなります。
緑色の葉身部にはカロテンとビタミンCが多く含まれていて、β-カロテンには、強い抗酸化作用があり、身体の老化防止や髪や爪などを健康に保つ効果があると言われているようです。
ビタミンCは、抗酸化力が非常に強く、粘膜を強くして身体の抵抗力を上げ、お肌を健康に保ってくれます。

臭いのもと

臭いのもとはアリシンという物質が含まれているからです。
このアリシンはビタミンB1の吸収を助けてくれるものです。
非常に強力な抗菌・殺菌作用があり、病気への抵抗力を高める働きをしてくれます。
発がん抑制作用、コレステロール値の減少なども報告されています。

民間療法に用いられてきました

ネギは昔から咳や痰を鎮め、疲労回復にも効果のある野菜として民間療法にも用いられた万能の野菜でもあります。

五訂日本食品標準成分表でみる栄養成分量

(生のネギ100gあたりの成分です)

エネルギー 30kcal
水分 90.5g
たんぱく質 1.9g
脂質 0.3g
炭水化物 6.5g
灰分 0.7g
飽和脂肪酸 0.03g
不飽和脂肪酸 -g
コレステロール
食物繊維 3.2g

ビタミン

カロテン 1500μg
E
K 110μg
B1 0.06mg
B2 0.11mg
ナイアシン 0.5mg
B6 0.13mg
葉酸 100μg
パントテン酸 0.23mg
C 32mg

無機質

ナトリウム 1mg
カリウム 260mg
カルシウム 80mg
マグネシウム 19mg
リン 40mg
1mg